最近の極寒+寝不足+無茶振りが続いていよいよ喉風邪をひきかけている猪飼です。 イソジンの味が身に沁みます。 先日はブログに時間を使いすぎて、通常業務を圧迫してしまったので本日はさらっと世界の空港にある手荷物タグのデザインを紹介したいと思います。 手荷物タグは英語でLuggage Tagなのですが、日本語だとしっくりくる言葉が無いので手荷物タグとしてみました。 荷物を預ける時につける、紐がついてるカード状のあれのことです。

1.空港という場所の独特な雰囲気

  先日も世界旅行の記事を書きましたが、昔から空港にはとても独特な雰囲気があります。 勿論、国際的なトランスポーティングがされている場所という事が一番の原因なのでしょうが、それだけでなくて旅に出るワクワク感や、時間を気にしなくてはいけないという張り詰めた気持ち等普段感じない感情を刺激されます。 また、日本から離れるという郷愁の気持ちと、帰国時にはついに日本に戻ったという安堵感や、不安が入り混じった複雑な気持ちも刺激されます。

 子供の頃、親の仕事の関係で飛行機に乗る機会に、子供心に不安感を抱きつつもいつもだだっ広くてだれもがセカセカしている空港にすごく独特な雰囲気を感じていました。 そんな空港をいつも彩っていたのが、各航空会社のロゴマークや、荷物タグのデザインでした。 色もデザインも視認性が強く、シンプルなのにカッコイイ!といつも思っていました。 中国語や韓国語だったり、英語だったり、見たことの無い国の言葉だったりする各社のロゴや案内表示にすごくカッコイイと感じていたのを思い出します。

2.Airport Design 空港デザインというジャンル

 だいぶ時が経ち、大学の図書館でデザイン系の本を読み漁っていたときに、Airport Design (空港デザイン)というジャンルのデザインがあることを知りました。 これは直接的に空港で使われている空港自体の建築デザインや、コミュニケーションデザインを指しますが、そこからインスパイアされて派生されたいわば「空港っぽさを取り入れたデザイン」をも指します。

 空港は独特の視認性の強いシンプル且つ実用的なデザインの宝庫です。 アメリカやヨーロッパ、アフリカからアジアまでどこに行ってもその法則は共通です。

3.空港デザインと交通デザインとミッドセンチュリー

 実はこうした視認性、実用性重視のデザインは空港だけでなく、列車やバス等の交通関係のチケットや案内にも見受けられます。 勿論、空港デザインとはまた違ったチープな印刷や、ザラッとした紙の質感が独特な雰囲気を持っています。 チェコの長距離バスのチケットがすごくチープで味があって、感動したのを覚えています。

 また、実用的且つぎりぎりまでそぎ落とした空港デザインは、1950年代アメリカでおきたデザインムーブメント、通称ミッドセンチュリー時代にデザインとして再認識されていました。 当時アメリカでは中級以上の階級の市民が航空機で海外旅行へ行ける様になりだし、空港独特のデザインが様々なデザイナーに強い影響を与えました。

4.空港デザインまとめ

 控えめだけど、カラフルな独特な紙にちょっと斜めにスタンプが押されているチケットを見るだけですごくいいデザインだなぁと思っていた子供の頃から、今も変わる事無く空港に行くとデザインばかり気になってしまいます。

先日に続いて旅行の事ばかり書いていると、すごく旅に出たくなります。 そのためには稼がなくて・・・ というわけで今日はさっぱりと空港デザインについてでした!

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