いつかはJAGDAやADCに載って出世したい、アルバトロデザイン代表 猪飼です。 純粋なグラフィックデザイナーとして末永く生きていく為には、いくつか道があると思います。 そのうちの1つに、グラフィックデザイナーとして有名になり、仕事単価を上げて出世していくという方法があり、その場合切っても切り離せないのがデザインアワード(デザイン賞)です。 毎年のように、様々な機関からその年の最も優れたデザインを選定し、その年のアワードが選出されます。映画で言うとアカデミー賞やゴールデン・グローブ賞がありますね。 本日はそんなデザインアワードの中でも最も有名な社団法人・日本グラフィックデザイナー協会(=JAGDA)について紹介してみます! 

1.日本にあるデザインアワードと、その役割

 挨拶で述べたとおり、毎年色々なものにアワードというものがあります。 本来は「その年の最も優れた作品を選出する」のが目的ですが、映画のアカデミー賞と同じく、ノミネートされた作品、作家というのは以降その団体に「保障された」作品、作家となります。 つまり、単純に人気が出る訳です!

 グラフィックを代表とする「デザイン」という仕事の場合、基本的にクライアントとデザイナーの間で仕事が完結してしまうため、よっぽど大量生産されて世間に出回るような広告でないかぎりはなかなか作品が世に出ることはありません。 つまり、実力のあるデザイナーが一気に世の中に認められるためには、デザイン・アワードというものがこの上ないチャンスになります。

 現在日本にはデザインのジャンルによって多数のデザインアワードが存在します。今回紹介するJAGDAはグラフィックデザインがターゲットで、他にも似たものだとアートディレクションをターゲットとしたADC(東京アートディレクターズクラブ)、TDC、亀倉雄策賞、グッドデザイン賞、国際デザイン・コンペティション、毎日デザイン賞などが有名です。

因みに、各アワードからは年鑑が毎年発行され、入選者の作品が一覧で見えるようになっています。 この年鑑には優れたデザインが毎年掲載される為、それをコピーする若手デザイナーが増えているという現象も問題になっているそうです。

 

2.JAGDAについて

 それでは日本最大のグラフィックデザイン総合アワードであるJAGDAについて、もう少し詳しく調べてみましょう。 JAGDAで毎年行われているアワードでは、亀倉雄策賞、JAGDA賞、JAGDA新人賞、JAGDAポスター大賞の4つに分類されています。 新人賞は39歳以下という制限がついていますが、JAGDA賞は基本的に無資格で参加が可能となっています。

3.JAGDA会員について

 JAGDAには会員制度というものもあります。 これは、JAGDAの公式サイトでデザイナーとしてポートフォリオがアーカイブ登録してもらえたり、新人賞や亀倉雄策賞といった、年鑑への応募を可能にします。 また、グラフィックデザインに関する会報や展示への応募資格が得られます。

しかし、入会には入会費30,000円、年会費が36,000円ほどかかります。 会社で1人所属したりするのはよいかもしれませんが、個人にはそれなりに負担な額でもあります。  年鑑が無料でもらえればいいのですが、会員割引はあるもののまだ無料ではないようですね。

4.JAGDAまとめと2009年受賞者

 という訳で、敵か味方かJAGDA!? という所ですがデザインの仕事を続けるうえでは見逃せない存在であるのは事実です。 グラフィックデザインで有名になるには、いつかは通らなくてはならない道なのかもしれません。 それはでは、気になる2009年の受賞者作品をいくつかピックアップしてみます。