ジュリー・ヴァーホーヴェン 英国のファッション・イラスト 最高峰アーティスト
緊急案件が終わると共に伸ばし伸ばしにしていた通常業務の山積み感にたじろぐアルバトロデザイン代表 猪飼です。 昔留学先の大学の友達から「このアーティスト絶対気に入るだろうから。」と、渡された本が本日紹介するJulie Verhoevenの画集でした。 このアーティストは正に 私の好みのイラストのど真ん中で、今でも大切にしている画集の1つです。 女性的なイラストのライン描写というものを完璧に表現しきっている、正に英国版 宇野亜喜良とでも言うべき彼女の作品を本日はご紹介したいと思います。
1.Julie Verhoeven ジュリー・ヴァーホーヴェン
ジュリー・ウァーホーヴェンはイギリスのケントに1969年に生まれました。 グラフィックデザイナーの父と、イラストレーターの母親というとてもクリエイティブな家庭に生まれたジュリーがイラストを描くようになったのはとても自然な事だったようです。
やがて成長したジュリー・ヴァーホーヴェンは、女性のイラストをよく描いているうちに、ファッション・デザインへと興味をそそられます。 オシャレが大好きだった彼女は、服飾の学校へ進学し、St.Martin大学で本格的に服飾を学ぼうとするも度重なる不合格に断念し、ジョン・ガリアーノの元でデザイン・アシスタントとして働く事となります。 テキスタイルやイラストを担当し、4年間の修行の末すっかりファッション関係の仕事に板はついたものの、やはり母親のようにイラストを描きたい、という欲求が高まりイラストレーターとしての道を選びます。
ファッション・デザインや、ファッション系のイラストを中心としつつも、自分の好きなイラストを仕事に世界的に注目されるジュリー・ヴァーホーヴェンは、現在もイラストレーター、ファッションデザイナー、アーティスト、イラスト学校の講師として幅広く活躍中です。
2.ジュリー・ヴァーホーヴェンの作風
ジュリー・ヴァーホーベンのイラストは、写実的とも抽象画とも、デフォルメ的とも言いがたい独特なタッチを描きます。 時にはグラフィティのようにクッキリとしたラインで、時には鉛筆でぼんやりとした曖昧な陰影をつけるそのイラストは、「形」よりも「質感」や「性質」を描いているようなタッチです。
ジュリー・バーホーベンは絵のバランスや最終的な完成度よりも、人間の本質や行為、動きに注目した絵を描きます。 特に「人にはなかなか見せない人の行動やしぐさ」に重点を置いており、時折露骨な性的表現も用いられます。 ファッションデザインを描くことが一番多かった彼女が、服をまとわない女性の本質的なイメージを表現するというギャップに、彼女の絵の魅力が隠されているのかもしれませんね。
私はイラストを描く時、どうしてもバランスや完成度、ディテールばかりを気にして描いてしまいます。 彼女のように、抽象的なイメージを自由に表現できる人に、とても惹かれてします。 それでは、そんな彼女の作品の一部を見てみましょう。
Category: イラスト・アート






















