近藤聡乃(こんどうあきの) 話題の国産女性アーティスト

こんにちは、時間を空けてイラストを習いに行こうと決心したまま気がつけば6年ぐらい経ってしまい、ことしこそは! と毎日念だけは強めている、猪飼です。 最近個人的にですが、日本の若手アーティストが今また再熱してきているのでは!?と勝手に感じています。 現在展示中の束芋さんや、奥山民枝さん、鴻池朋子さんなど、繊細なタッチの女性アーティストのイラストが僕は大好きです。 そんな中、かなり前からネットでは人気沸騰している近藤聡乃さんを本日はピックアップしてみたいと思います。
1.近藤聡乃とは
近藤聡乃さん(以下「さん」は省略)は、千葉県出身1980年生まれのアーティストで、イラストや漫画、作家としての活動をしています。 多摩美術大学のグラフィック学科を卒業し、大学時代の課題で制作した「電車かもしれない」というアニメーションの独特な世界観がネットで大好評を博しました。 「電車かもしれない」というアニメーションは「デジスタ」アニメーション部門を筆頭に様々な賞を獲得しています。 彼女の描き表す独特などこかダークで繊細な世界観は、アジア的なきつい目をした少女や昆虫がよく登場し、日本の昭和的なじっとりとした空気が仄かに含まれています。 NYへ1年間の留学経験もある彼女は、日本を代表するアーティストとして国際的な活躍も期待されています。




2.「電車かもしれない」というアートアニメーション
近藤聡乃の「電車かも知れない」は、一見古い昭和頃の日本の漫画にもにたタッチで描かれる女の子が音楽に合わせて踊るという至ってシンプルなアニメーションです。 学生時代の「自分の好きな曲にアニメーションをつける」という課題作品で制作したものだそうです。 この作品で
・第3回 ユーリ・ノルシュテイン大賞/観客賞
・BS-hi『デジスタ』デジスタ・アウォード2002 アニメーション部門賞
・平成14年度第6回文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門/奨励賞
を受賞し、この強烈な雰囲気がうけ、ネットのYoutubeにアップされたことで話題沸騰します。 「たま」の3rdアルバム「汽車には誰も乗っていない」に収録されている楽曲「電車かもしれない」という音楽が完全に世界観にフィットしているのも1つの大きな要因です。
「電車かもしれない」 近藤聡乃
今回とりあげさせて頂いた近藤聡乃は、本人は計らずもネットの影響を強く受けたアーティストと言えます。 これはネットという民主主義性がアート会にも浸透している結果なのかもしれません。 アートが好き、嫌いに関わらず、面白いと思ったものが広く出回るという民主的なネットの機能の結果、強い魅力のあった彼女の作品が一気に知名度を上げた(勿論、ネットに取り上げられる事のデメリットも多く存在するとは思います)というのも興味深い点です。 こういう形で、これからどんどん若い実力のあるアーティストや作品が浮上してくるというのは実力主義で喜ばしい結果なのかもしれません。
Category: イラスト・アート

