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NYを拠点とし、モーショングラフィックスやデザインを主に制作する会社、Psyop(サイヨップ)の紹介です。最新の技術とセンスを駆使して作られた彼らの映像作品の出来は実に素晴らしいです!3DCGを多用したモーショングラフィックが特に多いのですが、世界観を重視したCMは完成度が高く、コカ・コーラ等有名な会社のCMも多く手がけており、まさに今のモーショングラフィック界のトップをいく制作会社の1つといえるでしょう。 

1.Psyopのコンセプト:”Persuade, Change, Influence”
  Psyopは、質の良いグラフィックデザインこそが最もインパクトのある広告を生み出すと考えています。彼らのムービーはまず、デザイナーたちによるイラスト、写真、イメージなどの静止画の素材集めから始まります。これらの素材は実に様々な色やテクスチャー、画像から織り成され、デザイナーたちによって最終的に3Dアニメーションなど動く映像へとつながっていくのです。

 Psyopという社名は、Psycological Operations Division *という、アメリカ政府の心理戦にまつわるプロパガンダなどの思想研究からとったものです。そのアメリカ政府が打ち出している心理戦におけるスローガン、”Persuade, Change, Influence”、(説き伏せる、変える、影響させる)も彼らはPsyopの社訓として起用。人の心理をうまく理解、説得し、相手の深層心理を読むという意味です。
 世界中のメディア広告がひしめく現代で、Psyopは、オンデマンドに好きな映像が見れるインターネット上で、自ずと惹きこまれて楽しめる、クリエイティブな広告で人々の心をつかんでいきます。そしてインターネット上では、良い作品というのは口コミにより広がるのです。(一部オフィシャルサイトより意訳)

* Psychological Operations はアメリカ政府傘下の心理研究部門で、おもな活動内容としては政府戦略として国民の心理を読み、効果的なプロバガンダ活動を目的とした心理学研究部門です。

2.Psyopの作品
  世界中で高い評価を受けているPsyopの強みの一つはなんといっても、3DCGやエフェクトを多用した複雑かつ完成度の高い作風です。徹底した世界観を高い技術で作り出す手法に長けている為、CMだけでなくプロモーションビデオや、イメージビデオにも多く起用されています。CMの場合も彼らの作風上、イメージビデオに近いものも多く、コンセプチュアルな雰囲気を広告として打ち出すという一貫したスタイルが彼らの成功の根底にあるのかもしれません。

3.Psyopの作品 ボンベイサファイヤ
  ボンベイサファイア(GINのブランドです)のCMです。ボンベイサファイアの特徴であるブルーのボトルをモチーフにした綺麗な青い世界が映像でうまく表現されています。シルエットやベジェラインのグラフィック、日本の水墨画的な雲や魚のモチーフが青い世界を動き回るというゆったりとしたリラックスできる世界観で、ボンベイサファイアの商品イメージをうまくブランディングすることに成功しています。

 

4.Psyopの作品 コカコーラ Happiness Factory
 有名なコカコーラのCMです。自動販売機で缶を買うと中でクリーチゃー達がめくるめく缶を運んできてくれるという内容です。日本でも放送されているので見たことがあるかもしれません。全面的に3DCGでキャラクターを動かすという部分はPsyopにしては珍しいですが、世界観の作り込みやアイデアは面白いです。

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5.Psyopの作品 その他
  Psyopのその他の作品を一気に紹介します。さらに詳しい内容や、色々なモーショングラフィック、CMはPsyopの本家サイトから確認できます。

 

Psyopオフィシャルサイト
http://www.psyop.tv/

アルバトロデザイン 猪飼 俊介

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