ロシアの現代カートゥーンアニメのざっくり感がすごい!!




 

  喉の痛みはひいたものの、あいかわらず体のだるさに悩まされている代表 猪飼です。 仕事も山積みで、はやくフル稼働できる人間になりたいです。 さて、最近アニメやコミック色が強い記事が多いのですが、本日はロシアのアニメーションについてです。 ユーリ・ノルシュテンなど有名なロシアのアニメーターは多く存在ますが、本日はもっとかなり砕けた方向からロシアンアニメーションをつっこんでいこうと思います。

 

1.ロシアン カートゥーン アニメーション

  ロシアン・カートゥーン・アニメーション・・・聞きなれない言葉です。 これは私が勝手に作った言葉です。 カートゥーンとは、一般に子供向けなおもしろおかしいアニメを指します。 日本で言うと、「ドラえもん」や「ちびまるこちゃん」、「サザエさん」という感覚でしょうか。 元々カートゥーンというのはオランダ語の“karton”からきています。 kartonとは絵を描く時の下絵の事で、白黒のラフな絵+言葉が添えられる「風刺画」がアメリカでカートゥーンと呼ばれるようになりました。 結果、白黒で大量の絵を描くアニメのこともカートゥーンと呼ばれ、最終的にはコミカルなアニメの事をCartoonと呼ばれるようになりました。 (風刺画や、白黒のイラストは後にcomicというジャンルに別けられたため、基本的にカートゥーンとは呼ばれなくなりました)。

2.ロシアのカートゥーンアニメーション

  アメリカで爆発的に発達し、供給、消費されたアニメーションという技術ですが、今日までに世界的に広がります。 特にウォルトディズニーの築いたアニメーション旋風は世界を駆け回り、わが国日本のカートゥーンのように(日本は例としてはすこし発展しすぎましたが)各国での理解の上で噛み砕かれ、どんどん地域性のあるディズニーをマネしたようなアニメーションが次々に作られてきました。

 ロシアもそんなアメリカのアニメーションの影響を強く受けた国のひとつです。 ロシア自体、戦後の冷戦による鎖国的立場と、共産主義による貧困から、元々独自性の強い文化を持っています。 アートとしてのアニメーションはその独自性がよい方向で評価されています。

 しかしカートゥーンとしてのアニメはまた一味違いました。

3.ロシアのカートゥーンアニメーションの醍醐味

  日本のカートゥーン・アニメーションの醍醐味が「繊細さ」や、「萌え」だとすると、ロシアのカートゥーンの醍醐味は「荒削り」です。 予算もなければ余裕もない、繊細さなんて必要ない。 そんなエンターテイメントへの意気込みの違いがアニメにから綺麗に伺えます。

 また、独自のテンポやモチーフも捨てがたい魅力です。 アメリカや海外の影響を受けつつも、たいしてリサーチをせずに安直に受け入れた結果が混沌としてなかなかおもしろい作品になっています。 こうした曖昧なコンセプトなのでなかなか伝わりにくいものを、さらにロシア語で聞くというのでいよいよカオスとなります。

 しかし、テンポよく進めば難しいことは決めなくていいんだ、ドンドンいこう! という姿勢が観ていてとても興味を惹かれ、気持ちいいのです。 そんな現代のロシアン・カートゥーン・アニメーションを百聞は一見にしかずという事で数点ご紹介いたします。

ロシアのマッチョアニメ in USA  Пронин в Америке2

  タイトルも分からなければ、ストーリーもよくわかりません。 シュワルツネッガー的な人がアメリカっぽい所でとにかく大暴れします。 音楽とテンポがとにかく秀逸です。
※シリーズで最も暴れています

 

ロシアのマッチョアニメ  生い立ち篇 Пронин в Америке

  タイトルも分からなければ、ストーリーもよくわかりません。 シュワルツネッガー的な人がロシアっぽい所でとにかく大暴れします。 音楽とテンポ、動きがとにかく秀逸です。
※ニンジャ有りです

ロシアのマッチョ in Universe  Пронин в Америке3

  タイトルも分からなければ、ストーリーもよくわかりません。 シュワツネッガー的な人が宇宙っぽい所でとにかく大暴れします。 音楽とテンポがとにかく秀逸です。スターウォーズに少なからず影響を受けていますが、素敵な動きは健在です。

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2 Comments

  1. Keroro

    このアニメションは1990年に作られました。「Пронин в Америкеー2」は「プロニンはアメリカに来った」です。プロニンは警察官の名前「シュワルツネッガー的な人」です。
    最後のアニメションは「Пронин в космосе」。それは「「プロニンは宇宙に来った」です。

  2. IKAI

    >Keroroさん
    情報提供ありがとうございます!
    このアニメはすごくパンチがあって、うちの事務所で一時期かなり流行りました。
    最終的には映写機で映して鑑賞会までしたのですが、ついに誰もタイトルすら分からずでした・・・
    あのパワフルな主人公はプロニンっていうんですね!
    ロシアのアメリカ的な面が新鮮で、とても興味深いアニメですね!

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