フランス中に張り巡らされた地下道と不思議なライトペインティング作品




  年中インターン募集中のアルバトロデザイン代表 猪飼です。 この度、ツイッターで若干ほのめかしていたのですが先日フランスよりインターン生が入りまして、まずはブログ要員として働いてもらっています。 英語がとても堪能で、頭がよくてとてもはやくブログ記事をどんどん書いてくれるので非常に助かっています。 さて、本日はそんな彼のブログを私が仕事の片手間につたない意訳で日本語に訳してご紹介したいと思います。 内容は母国フランスの高校時代の親友カメラマンによるフランスじゅうの地下に存在する地下道と、そこでのライトペインティングについてです。
By this article i want you to go down with me to french underworld through these artists’ pictures. Thanks to these artists we can have an incredible look of this beautiful world that few people know.
( This article contains not only Japanese but also English )

 1.挨拶 Introduction

Hi, my name is Thibault, I am from France, and I am working for a while with Albatro designs team,
today through this picture and my little experience, i am going to tell you the story of some strange photographers. They are not common, it’s not that they don’t see one thing like we see it, which is the case of many photographers, in fact they don’t see the same things than us.
In our current society we forgot our roots, many people don’t know that when they are walking in the street, they are maybe walking over the heads of people.
By going down through manhole, they are skipping this world and coming to another one, which is older, more secret and has a lot of things to show.

みなさんこんにちわ、フランスから来たティボットと申します。 今回、インターンシップとしてアルバトロデザインのチームの一員として働く事になりました。 本日は私の思い出と共に、私の故郷の少し変わった地下道を撮るカメラマン達を紹介したいと思います。 彼らはまだあまり有名ではないのですが、カメラマンはいつも私達とは違った物の見方をするものでとても興味深いものです。
私達は普段町を歩いているときあまり道の下になにがあったかなど考えませんが、実は道の地下には誰かが歩き回っているかもしれません。  フランスの町にあるマンホールの中に降りてみると、そこにはこの世の中とは違った、古くて秘密に満ちた別世界が広がっているのです。

2. 地下道のカメラマン Underground Photographer

In this underground world where the light doesn’t exist, the photographers have to be really good at handling it. To obtain colors like the one on the pictures below, you need to know how to light a room for a photograph. I helped one of this photographer,  it’s really hard to obtain a picture like these ones, every details count, and you need to be patient to get a good picture, I spent two hours in a tunnel helping my friend by lighting the scene he was taking. At the end we gave up, nothing good came out of our work. These photographers are really patient, precise, and pernickety.

通常カメラでなにかを撮るときには必ず光が必要です。 しかし地下世界には光が存在しないのですが、地下道カメラマン達はこの状況をうまく利用しています。 まずは写真に色を映しこむ為に、どう地下をライトで照らしたらよいのかを知らなくてはいけません。 下にある写真のように、地下世界を綺麗に細かく撮影することは実はとても難しいことなのです。  私は以前こうした地下カメラマンの1人を手伝った事があるのですが、地下で写真を撮るという事は実に骨の折れる作業だと知りました。 いい絵を撮る為に何度も何度も撮影し、細かい設定を変えながら二時間も彼は格闘しましたが、その日は結局いい写真は1枚も取れませんでした。 ここで紹介するような写真を撮るというのは、根気と緻密さを要求される実に骨の折れる作業なのです。

3. ライトペインティング Lightpainting

A really interesting way to make a good picture in the underground is to use “light painting”, by pointing lamp to the lens of the camera, you can obtain really impressive result. To me light painting is the better way to light these dark places, because it mixes all the light technical of photograph and graffiti. This allows the photographers to express his art by drawing graffiti, and it let the place clean, it is really important for these people to preserve this world the way it is.

地下撮影を繰り返すカメラマン達はライトペインティングという撮影方法を考え付きました。 光をカメラのレンズに向けて照らす事によって、毎回とても印象的な効果が得られます。 地下道のような真っ暗闇はライトペインティングのようなアート作品を作るのにとても適した効果的な場所です。 さらにライトペインティングはグラフィティのようにその場所を汚す事無く行うことができます。 場所を汚す事無く、綺麗に保てるという事は地下カメラマン達にとって非常に重要なことで、落書きによって歴史的な地下道が変わってしまうことをカメラマン達はとても嫌います。

 

4. フランスに無数の地下道が存在する理由 The French underworld

In France, for ages people have been digging tunnels, for different reasons, some to prevent landslide because of seepage, some to accede to natural groundwater, or follow underground rivers, some of them were for private use, so we don’t know a lot of things about it, there are a lot of mysteries about tunnel in France. Since there are a lot of treasures unfound, a lot of people that tunnel can lead to secret room, where you can find medieval jewelry, gold coin… Things that make people dream.
フランス人は長い間トンネルを掘り続けてきました。 浸水による地すべりを防ぐという理由もありましたし、水道供給の為地下水を掘るという理由や、個人的に地下道を掘る人すらいたので、最終的に何故こんなにも無数の地下道がつくられたかという理由ははっきりしません。 しかしそのお陰でフランスにはとてもミステリアスな地下道が今も数多く存在しています。 地下には秘密の隠し部屋も存在し、金貨や宝石などの宝物が発見される事もあり、カメラマン達は何十年も昔から時間の止まった地下道に対して夢と憧れを持っています。

5. まとめ Conclusion

This underworld, built like an anthill, is really interesting, according to me it allows people to flee from our world, to forget everything and dive into a different atmosphere. Few people knows this world, but that’s why it is so well preserved, and so interesting, this knowledge is part of the game, of the mystery of this world: when you have discovered one of this place, you want to discover the other one, but it’s not that easy, you need to make search, to be curious, to meet people, but it is worth it. These great photographers are trying to show at the surface what does this secret world looks like, but don’t believe that they will lead you to an entrance like this, you have to be a part of this underground culture to go down.

蟻の巣のように入り組んだ地下道は何十年も経った今でもとても興味深いものです。 私にとっては全てを忘れられる、現在のフランスとは全く違った異世界のような場所です。 幸い多くのフランス人は今もこうした地下道が町の下に存在している事をあまり知らない為、多くの地下道は人の手に触れる事無く古い時代のまま保存され、とても興味深い場所となっています。

地下道探索というのはまるでゲームのようで、1つの道をみつける度に、もっと色々な道を探したくなります。 しかし暗黒の地下道探索はとても難しく、何度も何度も気をつけて探索し、色々な人と力を合わせなくては前へ進めないのですが、それだけの価値がある事だと思います。

地下道カメラマン達は写真でこうした地下道を表面的に作品にはしていますが、気軽に地下道へ行くことを誘発している訳ではありません。 もしも誰かが地下道へ足を踏み入れたい場合は、こうした地下道探索者達の一員となり、行動を共にしなくてはいけません。 フランス中に張り巡らされた暗黒の地下世界は非常に危険な場所でもあるからです。

Artists:
Cheumou Phildroso              www.flickr.com/photos/cheumouphildroso/
Esprit de Sel                             www.flickr.com/photos/esprit_de_sel/
Djabam                                     www.djabam.free.fr

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6 Comments

  1. 納期に追われ徹夜作業の休憩中のbrfです。
    一人で運営しているbrfにとってblogスタッフとは羨ましいかぎりです。。。
    しかも、フランスの方ということで、職場も楽しくなりそうですね。
    そんな彼のブログもとても興味深く、楽しく読ませていただきました。
    フランスの新たな魅力を感じました。

  2. IKAI

    Hi brf thanks for your comment. And thank you very much for being interesting in France!
    (brfさんこんにちわ。コメントを頂きありがとうございます。フランスに興味を持って頂いてとても嬉しいです!)
    との事です。インターン自体は1週間なのですが、これからもティボ君をよろしくお願いします。

  3. Cyril

    I enjoyed reading this article, a very interesting point of view.

  4. Hans Franz

    Waow! It’s wonderfull!
    Das nächste Mal, dass ich in Lyon bin versuche ich dort zu gehen!

  5. IKAI

    >Hans Franz
    Thank you for your comment!

  6. IKAI

    >Cyril
    Really happy if you like it, Thank you!

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