ついに冷気に負けて、新しいヒーターをオフィスで買いました! そんな程度のニュースしかないアルバトロアルバロデザイン代表 猪飼です。 本日はロンドン出身のすごくオシャレなファッション・フォトグラファーであるジョン・フレンチ氏についてリサーチしたいと思います。 最近はウェブ関係のデザイン案件が多くオフィスで撮影する機会が減って寂しいのですが、まだまだ個人的なカメラブームは終わっていない!(いつから始まったのかは覚えていませんが)と信じて、好きなフォトグラファーをご紹介したいと思います。

1.John French ジョン・フレンチという人物

  1906年生まれのイギリス人であるジョン・フレンチはロンドンを舞台に、ファッション関係の写真家として活躍しました。 ジョン・フレンチは戦後の1950年代から1960年代にかけて、ファッション・スナップを中心に様々な斬新な人物ポートレイト写真を撮り、商業的でありながらもとてもオシャレな構図であった彼の写真はロンドンだけではなく、ファッション・フォトグラフとして一気に世界的に有名になりました。

 現在でも世界最高峰のファッション・フォトグラファーとして彼のフォロワーは世界中から続々と生まれています。 そんな戦後のロンドンで巨匠として現れたジョン・フレンチについたアシスタントは多く、デビッド・ベイリー(彼もまたロンドンを代表する著名人のポートレイトで有名なファッション・フォトグラファーです)も
ジョン・フレンチのアシスタントとしてフォトグラファーの道を進み、大成功した写真家の一人です。

 ロンドンのファッショナブルな写真家、デビッド・ベイリーの元から独立したジョン・フレンチは自らもまた師匠と同じファッション・フォトグラフの世界へ身を投じます。 普通、ファッション・ポートレイトというのはそのほとんどをスタジオ専用のライト(タングステンライト)で撮影し、強いコントラストで撮影するのが当時ヨーロッパのファッション・ポートレイトの主流でしたがジョン・フレンチはスタジオのライトを強く嫌いました。
 ジョン・フレンチは低コントラストの自然の光こそが最も人を美しく見せると信じ、スタジオでスクリーンをバックに撮影するときですら自然光にこだわったといいます。

 こうして新しい手法でモデルをひきたてるという彼の芸術主義はロンドンのファッション界に受け入れられ、彼に写真を撮ってもらったモデルは全員有名になるといわれたぐらいでした。

 現在ジョン・フレンチの撮った歴史的な写真は1966年の彼の死後、彼の妻の手によってヴィクトリア&アルバート博物館(Victoria and Albert Museumはロンドンのケンジントンにある有名なファッション博物館です)に寄贈されたそうです。

2.ファッションと1950~60年代のロンドン

 戦後、ロンドンのファッションは目まぐるしく変わっている次期でした。 さまに現在のファッションの「かっこいい」や、「オシャレ」という感覚の基盤を作った時期であると言えます! お金持ちのマダム層から若い女性にファッションのフォーカスが移り、若い労働者階級の女性がファッション雑誌を読んで服を選ぶというスタイルが確立された時代でした。 そのストリームを作ったのが、インパクトのあるオシャレなファッション写真を撮り続けたジョン・フレンチやそのアシスタントだったデビッド・ベイリーだったのです。

 1950年代にファッションの大変革をとげたロンドンは、1960年代には「Swinging London」と呼ばれ、流行と文化の発信地として世界中から注目を浴びました。 ジャズミュージックが流行る中、ミニスカートやモッズ・ファッションに身を包んだ若者が町を行き来した時代です。 こうした若者の文化からビートルズが生まれました。

 ジョン・フレンチが築いたオシャレなロンドン、という構図から生まれた若者がビートルズや、ストーンズを生み出しました。 さらにこうした新しいタイプのセレブレティ達を、ジョン・フレンチの弟子であるデビッド・ベイリーが彼らのよき親友となり、彼らの姿をカメラでかっこよく撮って世界に広めていくことによって、ブリット・ポップやロック・ミュージックが世界的に浸透していったといっても過言ではありません。

    

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