Julian Beever, Li Wei, Liu Bolin 三人の新鋭ストリート・アーティストに隠された強いコンセプト




  我が社はじめてのインターン生も本日で最終日で、色々教えられた事も多かったと思うアルバトロデザイン代表 猪飼です。 ティボ(インターン生です)がいてとても楽しかったので、事務所は悲しみでいっぱいですが彼はまだもう少し日本に滞在し、会えなくなるわけではないのでまた帰国前に事務所を上げてどこかに遊びにいきたいと思います。 という訳で今日もティボの記事を私が訳してお送りします。 本日のティボの記事は3人のストリート・アーティストについてです。 アート作品の裏側にはそれぞれのアーティストの強い主張がありました。

Today we are talking about some « Street Art » artists, I choose two Chinese artists and one from the United Kingdom. These three artists are working with the space to talk about the individual in our society.  Their works are really graphically interesting, surprising, which add a lot of things to their art.
( This article contains not only Japanese but also English ) 

 1.英国人アーティスト ジュリアン・ビーバーの視覚トリック
Julian Beever, or how to trick the human vision.

Julian Beever is an English artist, who is making all his work outside, on the pavement of the streets. He always works with chalk, and tries to play with the human vision, by his paintings he succeeds in misleading the spectator to a wrong idea. He uses the space to give wrong indications to the people, and he aims at showing that what we can see and think is the truth is not always true. As a lot of “Street Art” artists, he shows himself in his photos, by being a part of the picture he gives us the human scale and reinforces the feeling of tricking the human eye.

ジュリアン・ビーバーは全ての作品を歩道で作り上げるというイギリス出身のアーティストです。 ジュリアンはいつもチョークを使って、道を歩く人達の視覚を狂わせるような作品を作り上げます。 ジュリアン・ビーバーの作品は観る者の空間認識を誤認させます。 彼のアートの狙いは”私達が見て、考えている事は常に正しい訳では無い”という事を伝えることにあります。 多くのストリート・アーティスト達がそうするように、ジュリアンも完成した作品と共に写真に写るのですが、視覚錯誤を狙ったジュリアンの作品の場合は等身大のジュリアンが作品と共に写ることによって彼の描くトリッキーな世界観はより信憑性を増すのです。

 

 

2. 中国人アーティスト リー・ウェイによる過激表現の世界
Li Wei, or how to be excessive.

Li Wei is a Chinese artist, often viewed as an acrobat. When we first look at a Li Wei’s photo, we are always thinking: “Nice job, it’s amazing what we can do with Photoshop…” But the fact is that all is work is true, contrary to what we could think. To arrive to such a result, Li Wei uses a lot of technical like cables, or mirror. He is nearly always the subject of his photographs, and says that: he often put himself in danger, everybody is worried about him, but he is fine. A Li Wei’s work can be considered as really excessive, by this step he wants to show the situation of Chinese society, which excessive and always playing with danger.

リー・ウェイは曲芸的な作品を作る中国人アーティストです。 リー・ウェイの作品を初めてみた人は、「これはPhotoshopによる素晴らしい作品だ」と思いがちです。 しかし、リー・ウェイの作品の人物達は想像とは裏腹で全て実際にやっているものです。 このような作品を作り上げる為、リー・ウェイは多くのケーブルや鏡などを駆使しています。 また、リー・ウェイはほとんどの作品で主役的な位置にいるため、時折かなり危険をおかすことなり、周りを心配させますが今のところ問題無いようです。 リー・ウェイの作品は一見ただとても過激なものに見えるかもしれませんが、実はリー・ウェイは中国の社会状況を示そうとしているのです。 彼の作品の過激さは、中国社会との危険な駆け引きの上に成り立っているのです。

 

3. 中国人アーティスト リウ・ボーリンによる人の消し方
Liu Bolin, or how to show human disappearance.

Liu Bolin is my favorite artist compared to Julian Beever and Li Wei. According to me his work is really serious, and deals with an important issue: The part of individual in the Chinese society. His work may seem funny when we look at it, but his deeper point is the disappearance of the individual in the Chinese Society. By working with camouflage, he shows us that the human being is getting less and less important, becoming a part of the streets, of the buildings, now the individual is ranked as a fault is the landscape. Some of his camouflages are making over publicities such as, birth restriction or obligation to vote, Chinese public messages which forget the liberty of the individual.

最後のリウ・ボーリンは今日の記事の中で私の最も好きなアーティストです。 私が思うに、リウ・ボーリンの作品はとてもシリアスで、中国社会での没個性というとても重要な社会問題に取り組んでいます。 リウ・ボーリンの作品は一見とてもおもしろいのですが、彼の真意は中国社会での個性の消失です。 カモフラージュをすることで、リウは中国社会における人権は少しずつ失われいき、ついに中国人にとっての人権は道やビルの風景に解けていってしまうという事を表現をしています。  中国国民が忘れかけていた失われていく発言権や、自由をリウ・ボーリンは作品で代弁しているのかもしれません。

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1 Comment

  1. Choco

    Thank you for sharing these art works! I enjoyed them!!!

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