最近鉛筆デッサンが楽しくて仕方ないアルバトロデザイン代表 猪飼です。 色々な本を夜中読みながら、実際に描いてみるとどんどん違った絵が描けてきます。 今は「脳の右側で描け」という本を読んでいますがこれもかなり革新的な方法で絵を描く脳のメカニズムを紹介していて面白いです。 本日はレターヘッド・デザインについてです。 世界のレターヘッドの歴代デザインを見つめなおして、企業ブランディングの魅力について考えて見ましょう。 自分が会社を建てたら、こんなレターヘッドもいいなぁ・・・なんて思いを馳せるのもいいですね。

 1.レターヘッド Letterhead = デザイン

レターヘッドとは、その名の通りレター(手紙などの文字を書いたり印刷する紙)の頭に印刷されるグラフィックや会社名、住所などのデザインの事です。 レターヘッドがあることで、格式や統一感を出すことができ、無地やノートのような罫線だけの紙よりもしっかりした安定感を持たせます。 会社や、お店、団体などがなにか書類を発行するときに上記の理由から昔から使用されています。

企業ロゴや、マスコットキャラ、軍のマークなどと共に住所などの情報も添えられた情報を美しいレター・ヘッドデザインでまとめられた紙は強い信頼感を与える為、世界中のトップクラスの企業が豪華なレターヘッドを使用しています。

例えば、ルイ・ヴィトンはイタリア製のオイルが塗られた特殊な重厚感のある紙をカバーに使用し、箔押しやエンボスなどの特殊印刷を利用した大変高価な紙を取引相手用、インヴォイス、証明書などに使用しています。

 

2.レターヘッドからブランディング・デザインまで

ブランディング・デザインというのは社内で使用するレター、封筒、名刺といった様々なアイテムに対してデザインのルールをしっかり作り、強い統一感を持たせることで社内の意欲向上と共に、ブランドイメージを持たせることです。 全てのアイテムが統一されたデザインであることによって、取引先や顧客に強い信頼感を生むことが出来ます。

ファッションブランドや、エンターテイメント性の強い第三次産業(サービス業)の企業は昔から取り入れていた考えでしたが、最近になって中小企業や、多くのお客さんを相手にしない企業でも企業ブランディングを取り入れるようになりました。 これはブランディング・デザインの力が社内外に与える効果が認められている結果だといえます。

さて、そんなブランディングの原点ともいえるのが本日のレターヘッド・デザインです。 古いものから新しいものまで、あらゆる組織のレターヘッドをピックアップしてみました。

3.企業のレターヘッド・デザイン

 
IBMの古いレターヘッドと、納品書のようなもの。シンプルさと、意外な色使い(特色の節約の為でしょうか)が斬新です。

 

 
マーベル・コミック・グループのレターヘッドです。 こんなレターで納期が遅い!などと怒られてみたいです。

 
1930年代に使用されていたリバプールのロボット・セールスマン・リミテッドのレターヘッドです。 斬新な名前に斬新なデザインです。 遊び心とデザインとしてのまとまりが両立していますね。

 
1961年ウォルト・ディズニー社のワンダフル・ワールド・オブ・カラーのレターヘッドです。 印刷のCMYKとフルカラーを印刷した遊び心のあるイメージです。


1932年ヨーロッパの家具会社Fabriken Fortschritt GmbHのレターヘッドです。

 
1922年の建築会社Jan Wilsのレターヘッドです。 建築的なおもいきった幾何学模様の中にしっかりと情報が収められています。

 
年代不明のスポーツクラブ「サバンナ」のレターヘッドです。 ビリヤード台があったのでしょう。 店長かはわかりませんが、素敵な紳士のビリヤード姿が素敵です。

 
2008年なかなかディズニーから独立できないピクサー社のレターヘッドです。 イメージキャラというよりは、広告のような使い方ですね。

 
1909年 デトロイトにあるグレイ・モーター・カンパニーのレターです。 1900年代のレターデザインは1枚1枚に重厚感があっていいですね。

 
1924年 ドイツのErnst Kraus Glasmaler Weimar社のレターヘッドです。 ドイツらしい合理主義デザイン

4.組織、人物のレターヘッド・デザイン

 
JFケネディ向けのレターヘッドです。 アメリカ大統領は顔写真つきでも似合いますね。 日本の首相の顔つきレターヘッドも作って欲しいですね。

 
1934年から1945年まで使用されていたヒトラー用のレターヘッドだそうです。 ちょっと緊急の手紙だけど紙が無い・・・なんて時には使えませんが、シンプルなのに重厚間はすごいです。

 
1949年 シンギングカーボーイことGene Autryのレターヘッドです。 紙のホワイトスペースを大地に見立ててのデザインはブルーとブラックだけとは思えないほど完成度が高いです。

5.ミュージシャンのレターヘッド・デザイン

 
DOORSのレターヘッドです。 シンプルで洗練されたデザインですね。

 
フランク・ザッパのレターヘッドです。 シンプルですがバウハウス的で洗練されたデザインですね。

参考サイト:http://www.letterheady.com/
(レターヘッドのアーカイブサイトです。)

Related Post 関連記事
ナイキのCM特集 ワールドカップからクリエイティブ広告まで仕掛ける世界トップ企業のCM    いつか映像の仕事も受けたい気持ちを忘れないアルバトロデザイン代表 猪飼です。 映画やショートフィルム、アートアニメーションやモーショングラフィックなど多くの映像を観れば観る...