海外旅行に行った後、その国の硬貨が財布の中に入っていて間違って堂々とその硬貨を出して店員に注意されてヘコヘコ謝っていた記憶が蘇ります。そんな甘酸っぱい記憶ばかりの横内です。  今日はイギリスのコインデザインを少しご紹介したいと思います。


1.イギリスの硬貨

   イギリスには現在コイン(硬貨)としては、£2、£1、50p、20p、10p、5p、2pそして1p(£はポンドpound、pはペンスpenceです)と8種類の硬貨が流通しています。 どの硬貨にも表には女王エリザベス2世の肖像が描かれ、裏には英国にちなんだデザインが描かれています。

2.貨幣1ポンドコインのデザイン
   1ポンドコインの裏側には「イングランド」「ウェールズ」「スコットランド」「北アイルランド」それぞれの国の植物や、歴史にちなんだ図柄が描かれています。 この図柄は発行年度ごとに順番に変えています。 基本的には植物や紋章などのデザインが多いのですが、2004年発行の硬貨にはスコットランド名物の鉄橋「フォースブリッジ」が採用されており、硬貨のデザインにも少しずつ変化が生じているようです。





  

3.年老いて行くエリザベス2世のデザイン
 1ポンドに限らず硬貨の表はエリザベス2世なのですが、実はこのエリザベス2世が徐々に加齢していっているという地味なマイナーチェンジが施されております。


  若い女王(1980頃-1984年発行)
  少し加齢した女王(1985-1999頃発行)
  現在に近い女王(2000頃-発行)

 このように徐々に加齢していっています。現在83歳のエリザベス2世、次はどうなるのかとハラハラしてしまいますね、、、


4.偽造硬貨

1ポンド硬貨の2%、つまり50枚に1枚は偽物だということが話題になっていました。造幣局曰く1ポンド硬貨、58億円分は偽物=「許容範囲」らしいです。(笑)
詳しくは偽造貨幣は実額で3000万ポンド(約58億円)分以上に達するそうですが、同造幣局は「(偽物の割合は)世界の多くの国では5%までは問題視されておらず、2%(という今回の結果)は許容範囲内」と、政府は意に介する様子もありません。 しかし、日本の財務省関係者は「日本では偽造硬貨が1枚見つかっただけでも大騒ぎです。(2%は)とても信じられない」と驚きを隠しません。ちなみに英メディアによると、欧州単一通貨ユーロの硬貨の場合は0.1%前後らしいです。


5.新硬貨のデザイン

   新硬貨のデザインが今年から王立造幣局からリリースされたようで、このデザインがとてもユニークで面白いです。硬貨のデザインは広く公募され、4000件の案が集まった中から、26歳のMatthew Dentさんのデザインが選ばれました。 新デザインは、イギリスの国章にある盾がモチーフになっているようで、1ポンド硬貨は、盾の全体像が描かれています。それに対して、ほかの6種類の硬貨(50ペンス、20ペンス、10ペンス、5ペンス、2ペンス、1ペンス)のデザインは、それぞれ盾の一部をデザインしています。

すべての種類のコインを集めると、大きな盾が現れる仕掛けになっているという、とてもユニークで面白いです。すべて集めて飾っておいてもいいですよね。また近いうちに世界各国のコインデザインもご紹介したいと思いますので楽しみにしていて下さい。
 

      アルバトロデザイン 横内 康弘