たばこのパッケージデザイン
近年煙草の禁煙化が進み肩身を狭くして煙草をくゆらせている方がいらっしゃると思いますが、本日は煙草のパッケージデザインについてご紹介したいと思います。
タバコの人気が本格的になったのは1900年頃だそうです。当時日本のタバコ広告界では、東京の岩谷商会と京都の村井兄弟商会が熾烈な広告合戦をしていました。岩谷さんは赤を基調とした色合いでド派手な物産店を銀座に開き、そこで紙巻タバコの先駆けとなる「天狗たばこ」を販売していたそうです。一方、京都の村井さんは白を基調とした色合いで、タバコのブランド名も「ヒーロー」「バアジン」「サンライス」等、当時最先端のハイカラな横文字を武器に宣伝広告をしていたようです。 この時の熾烈な広告合戦が後の印刷業界の飛躍的発展に繋がったようです。 この二人の広告合戦も煙草専売法の公布により販売自体が国の管理となり、二人の争いも終焉を迎えました。
その後、たばこのパッケージデザインに再び注目が集まったのは戦後登場してきた「ピース」の図案でした。 当時の専売公社(現JT)がアメリカの工業デザイナーのレイモンド・ローウィに「ピース」の図案を依頼したそうです。当時のデザイン料で150万円、当時の総理大臣の月給が11万円だったのでその巨額さがうかがえますね。しかしそのお陰で売上が前年対比で約3倍という驚異的な売上を出したので、それを考えれば安かったのではないでしょうか。 この図案により今で言う「ジャケ買い」の感覚で爆発的に売れたみたいです。 因みにレイモンド先生の代表的な図案で言えば「ラッキーストライク」なども彼によるものです。 日本では田中一光先生(ショートホープ)、和田誠先生(ハイライト)も有名です。
というわけで、本日は国内外のタバコのパッケージデザインをピックアップしてご紹介いたします。






この様な感じで国内外には色々な素敵なパッケージデザインがあります。 もちろんこれはほんの極一部ですが、上のロシアのソユーズアポロンなんかはシンプルですが、とてもカワイイですね。その隣のバルカンスカヤズベズダは言いづらそうです。(笑)
先程のピースなんかはデザインによる経済効果が発揮された良い例だと思いますが、今現在タバコ産業は徐々に息を潜め、パッケージに人体への悪影響がありますと大きく明記しなくてはならない時代です。一部の国では、ここには載せられない様なグロテスクな写真がパッケージに掲載されていたり(タイ等、肺がん率が深刻な国です)、パッケージデザインどころの騒ぎではなくなってきていますが、今後もタバコの”パッケージ”には注目して行きたいと思います。
最後に、画像、情報共に参考、使用させて頂いたサイトをご紹介します。
Tobacco Navi (http://tobacco-navi.com/)
たばこと塩の博物館 (http://www.jti.co.jp/Culture/museum/WelcomeJ.html)
Category: プロダクトデザイン

